「暑熱順化」で熱中症予防 いまからできる対策は

南波雅俊キャスター:
気温が高くなりそうということで、気をつけたいのが「暑熱順化」、暑さに体が慣れることです。

「暑熱順化」ができないと、うまく汗をかけずに体内に熱がこもって熱中症のリスクが高まるということです。

いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長によると、「暑熱順化」のため、▼ぬるめのお湯(38度~39度)に10分から15分程度入る、▼ウォーキングやストレッチなどを30分程度、週5回を目安に行うことがポイントだということです。

習慣付けて、最初の1週間から2週間は集中的に行うと良いそうです。

この夏 記録的暑さの可能性は?気象庁 3か月の見通し発表

南波雅俊キャスター:
平均気温の3か月予報によると、5月から7月の気温は全国的に平年よりも高いということです。

気象庁の大気海洋部 異常気象情報センターの田中昌太郎所長は「全国的に高温が予想されているので、十分な熱中症の対策を」としています。

広瀬駿 気象予報士:
ゴールデンウイークの暑さでの熱中症にも注意が必要ですが、夏本番の暑さが災害クラスになる可能性があります。今のうちに汗をかく練習を心がけてほしいと思います。

井上貴博キャスター:
今年はなぜ前倒しで暑いんでしょうか。

広瀬駿 気象予報士:
エルニーニョ現象が落ち着いた時期は南から暖かく湿った空気が流れ込みやすいので、梅雨も雨が降りがちになり、暑さの材料も入ってくるため、気温も高めになると考えています。

ホラン千秋キャスター:
梅雨の時期の豪雨災害なども心配です。

広瀬駿 気象予報士:
西日本の大雨が心配されますので、災害への備えを考えたり、家族で話し合ったりするタイミングにしてほしいです。

井上貴博キャスター:
梅雨は雨の量が多く、夏は暑くなるということですね。

========

松田丈志さん 元競泳日本代表
五輪4大会出場 4個のメダル獲得
JOC理事 宮崎県出身3児の父