宮城県産のイチゴがグアムで販売されることになり22日、生産地の山元町から出荷されました。

山元町にあるイチゴの生産法人では22日、摘み取ったイチゴ「にこにこベリー」などの出荷作業が行われました。

県は大手ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」を展開する会社と協定を結び、県産食品の輸出拡大に取り組んでいます。県によりますと「ドン・キホーテ」の新店舗がグアムにオープンすることになり、これに合わせ県産イチゴを販売することになりました。

県産イチゴは去年1月からタイやシンガポールなど5か国に輸出されていてグアムへの輸出は初めてです。

イチゴ生産者 ごえん 平田勘司郎専務:
「宮城県の品種と特性をいかしたおいしいイチゴを海外のお客様に届けて、それを商品化していきたいというところに期待している」

イチゴ生産者 ごえん 平田勘司郎専務

県ビジネス推進室 鈴木清英室長:
「新しい市場なので、どういった反応があるかというのを楽しみにしている」

県ビジネス推進室 鈴木清英室長

出荷されたイチゴ840パックは、成田空港からグアムへ空輸され4月25日から現地の店舗に並びます。県は、6月中旬までに県産イチゴおよそ4万パックの出荷を予定しています。

少子高齢化により国内市場の減少が懸念される中、県は県産品の輸出促進戦略を策定し海外販路の開拓などを支援しています。