14日午後5時頃、仙台市太白区鈎取1丁目の住宅地近くの雑木林でクマ1頭が目撃されました。

クマを目撃した人
「黒いものが見えた。どうもクマらしいと思ってそれから警察に通報した。こわいですよ」

仙台市は、緊急に対応が必要などと判断。

猟銃での駆除を許可し、15日午前6時頃、周辺の安全を確保した上で、仙台市の鳥獣被害対策実施隊の隊員が猟銃でクマを駆除しました。

クマは体長1m40㎝のオスだったということです。

「緊急銃猟(じゅうりょう)」はクマやイノシシなどが人の日常生活圏に侵入し、猟銃以外での捕獲は困難などとされた場合に、市町村の判断で猟銃を使うことが認められる制度で9月施行されました。

環境省によりますと「緊急銃猟」での駆除は今回が全国で初めてだということです。