”業界紙”に聞く「今最も注目している商品」。
これまでとはふっくらさが感動的に違う新米粉から新食感スイーツ、さらにはシルクやカシミヤもお手頃になる新素材生地まで、今年のトレンドを先取り紹介します。
感動的ふっくらパンが作れる新品種のお米
日本の食を支える農林水産省が作っている業界誌「aff(アフ)」。
「aff」とはagriculture(農業)、forestry(林業)、fisheries(水産)の頭文字をとってのaff。暮らしに役立つ情報や、最新トレンドなどを交えて食や農業の現状を紹介するウェブマガジンです。

その業界誌「aff」の編集班が今注目しているのが・・
農林水産省 「aff」編集班・地域情報提供係長 松本純子さん:
「ズバリ、ミズホチカラが来ると思います!お米の品種で、少しずつシェアを広げています」
1000品種以上ある日本のお米。その中でミズホチカラの何が注目なのか。

農林水産省 「aff」編集班 松本さん:
「(ミズホチカラは)米粉用に導入された品種なんです。なんですごいかというと、ミズホチカラはパンに適した米粉ということで作られています。」
従来、米粉は小麦と違いグルテンがないため、膨らみづらく、ふっくらさせるためには小麦粉やグルテンを混ぜて作るのが一般的でした。
しかしグルテンフリーの需要とともに米粉の開発が進み、ついに新品種「ミズホチカラ」により、米粉100%でふっくらしたパンが実現したんです。でもグルテンが一切ないのに、なぜふくらむのか?

農林水産省 「aff」編集班 松本さん:
「ミズホチカはアミロースという形のでんぷんが多くて、パンにある程度の硬さを与えて形を良くしたり、水分を含んでパンがしぼんでしまうのを抑えてくれる」
このミズホチカラ、炊いて食べるとパサパサで、ご飯には向かないのですが、いま売り上げを伸ばしています。
農林水産省 「aff」編集班 松本さん:
「(パンの膨らみ方が)これまでとは全然違います。感動ですよ!米粉ブームを起こすかもしれません。」
2024年「絶対に来る」スイーツ
さらに小麦のパンにも新たなトレンドが・・
農林水産省 「aff」編集班編集係 池田真梨さん:
「2024年に流行るスイーツ予測をしていまして、ヴィエノワ。2024年、絶対これが来ます」

ヴィエノワとはフランス語で「ウィーン風のパン」のこと。やわらかい食感のフランスパンで、フルーツやクリームなどをサンドしたスイーツとして出すお店が増えているそうです。

5000人が入居待ちの人気物件
続いては、不動産会社が愛読する「全国賃貸住宅新聞」。編集部デスクが今注目しているのが、入居待ちが5000人という人気物件です。

全国賃貸住宅新聞 編集デスク 河内 鈴さん:
「『ミュージション』というシリーズで、住戸内の一室に楽器などが演奏できるような防音性能の高い部屋を作っているので、24時間演奏ができる。一般の方だけじゃなくてプロ音楽家の方が使ったり」
動画配信者にも人気で、家賃が相場より3割ほど高めでも入居希望者が絶えないそうです。その防音性能はどれほどなのか、ギターを演奏して検証してみました。