清水さんは、かつてホルストが教えていたアメリカ・ハーバード大学で学んでいたこともあります。

新潟大学 清水研作教授
「47年、年月を模索しているわけですね。そういう“時間”という概念をここに持ってこなければおかしいのでは」

このプロジェクト、実はホルスト生誕150年に加え、47年前に打ち上げられた宇宙探査機「ボイジャー」をたたえる曲でもあるのです。
遥か彼方を進むボイジャー…しかし、残る電池はわずかです。それを意味しているのでしょうか。新楽章の一部は「さらば地球よ」と名付けられました。

新潟大学 清水研作教授
「寂しさだとか、つらさとか、そういうものを含めて擬人化された“ボイジャー”が飛んでいるというのが私の中のイメージ」

8番目の新楽章「ボイジャー」はまだ制作途中…
7月7日、七夕に新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏でお披露目されます。