「恩返しのためにも、パリは絶対に行かなきゃ」
サッカーと勉強の二刀流を実現するために単身京都にやってきた15歳の決断が、川崎選手の成長の原点です。
(川崎颯太選手)「今まで積み上げてきた地位とかをなくして、全く俺のことを知らない京都に来てっていうのが、一番難しかったですし、逆にそこを乗り越えられたからこそ、今も乗り越えられていると思います」
川崎選手が日本を代表するサッカープレイヤーに成長できたのは“15歳の壁”を乗り越えた自信があったから。今年も2年連続でキャプテンを任される川崎選手。3月には大学も卒業し、また新たな一歩を踏み出します。
(川崎颯太選手)「本当に京都の人のいろんな支えがあって、ここまで来られたので、その人たちのために、恩返しのためにも、パリは絶対に行かなきゃなと思いますし、全ての試合で自分がチームの中心として、存在感を発揮して、チームを勝たせていければパリは見えてくると思うので、そこを自分に厳しく求めていきたいと思っています」
パリオリンピックイヤーの今年、得点力アップを課題に挙げていた川崎選手は、その人一倍の負けん気で、キャンプから自分を追い込み、さらなる進化を遂げました。3月2日、チームを今シーズン初勝利に導くゴールを挙げると、次の試合でも決め、2試合連続ゴール。アジア最終予選でも、チームをパリへ導くゴールが期待されます。
(川崎颯太選手)「『颯太がいなきゃ』というふうに思われる存在にならなければいけないと思っていて、『ピッチに颯太がいるだけで安心感が増す』とか、『チームにとって勢い増す』という存在になったら、チーム(日本代表)の中心としてやっていけるのかなと思います」