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 この地域には西小倉中学校のほか3つの小学校がありますが、少子化の影響で年々子どもの数が減少。そこで宇治市は、4校を統廃合して、中学校のグラウンドに「小中一貫校」を建てると決めました。
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 小中一貫校の完成イメージ図では、テニスコートに武道場、さらに人工芝が敷かれた中庭や広々した図書館と、まるで大学のような設備です。市内で2校目となる公立の小中一貫校で、約900人の子どもを迎え入れる予定です。しかし、工事が終了するまでの3年半、グラウンドが使えなくなるというのです。

 荻野さんが何よりも心配しているのは、野球をしている小学6年の長男のことです。

 (荻野慎介さん)「(息子は)野球はしたいと言ってますね。中1中2の間はグラウンドが使えない。グラウンドが使えないなら、西小倉中の野球部に入ってもな…ということは言っていますね」


 中学生になっても野球を続けたいと話しています。バッティングが大好きで、日課は毎日の素振りです。

 (長男)「(中学校は)部員も今少ないし、練習場所も確保できていない状況。もうみんなほとんど部活ではやらないかなと思います」