京都府宇治市が進める『小中一貫校』の計画。その建設工事をめぐって、保護者から“憤りの声”も聞かれます。
少子化の影響で学校を統廃合 「小中一貫校」建設の影響が今の生徒たちに
京都府宇治市の西部にある宇治市立西小倉中学校。全校生徒は約270人です。住宅街にあるこの小さな中学校を今年1月、不安そうに見つめる男性がいました。近所に住む荻野慎介さん(46)です。来年、長男がこの中学校に入学する予定なのですが、グラウンドが使えなくなるというのです。
(荻野慎介さん)「旧校舎を残したまま、グラウンドに新しい校舎が建設されることになっています。(息子が)入学するときにはもう工事が始まっているので、(グラウンドが)ない状態。小中一貫校ができることそのものは、新しい学校ができてとても楽しみだなと、子どもたちも喜んでいるとは思うんですけど…。不安ですね、なんとかしてほしいなと」