陣痛も「どうしたらいいのか分からない」

「彼女に対して行われた尋問の受け答えにしても、例えば抽象的な事などが表現できず、言葉が詰まってしまうんですよね。色々と思考を変えてとか、次のことを考えようとしても、それがうまくいかない」

「陣痛がきて、その解決策が見出せないからと先送りにしているうちに、本当にもう生まれる直前の陣痛になってしまって、次はどうするとなったときに、それが分からない。その結果こうなってしまったということ。なので、彼女たちを陣痛が来る前に保護しないといけないと思う」

その上で、本来、A女被告(当時)のようなケースにとって、最適な救済策は「内密出産」だったと述べた。