蓮田医師が活動するもう一つの理由は…
そして活動をする2つ目の理由として「再発防止」を挙げた。
「熊本の地では5~6年前でしょうか、『赤ちゃんポスト』は事件の防止や抑止にはならないという議論があった」
「私たちは、そうではない、必要な人たちが『赤ちゃんポスト』の存在を知らないだけ、あるいは遠くて来ることができないのではないかと考えた。だから、各都道府県にひとつずつあると、また状況は変わってくると思うが、これはどうしてもその仮説なので」
「どうして事件に至ることになってしまった女性たちが『赤ちゃんポスト』を使わなかったのかということを、直接聞いてみないといけないと思うようになり、裁判の傍聴や(証言や意見書などの)お手伝いしている」
「しかし更に踏み込めば、再発防止のためには、やはり対策を立てるという意味で可能な限り裁判に関わらせてもらって、次の対策に生かしたいと思っている」
A女被告(当時)の裁判について、受け止めを聞く。