“2度目”の裁判員裁判 検察側・弁護側の主張は変わらず…
2024年2月、“やり直し裁判”が始まりました。
ただ検察側・弁護側の主張は1度目の裁判と変わりません。

<検察側>
被害者の利き腕である右腕にナイフが刺さっていたことなどから、何者かが死亡させた『事件』と主張し、犯人は伊藤被告だとして、一審と同じく『懲役10年』を求刑。
<弁護側>
被害者が体勢を崩して床に倒れこみ、左手で持っていたナイフが右腕に刺さってしまった『事故』の可能性があるとして、一審と同じく無罪を主張。
検察側が『事件』の犯人は伊藤被告だと主張するのはどうしてなのでしょうか?
弁護側が『事故』の可能性を訴えるのはなぜなのでしょうか?
それぞれの根拠を整理します。