「『生きた辞典』のようですよ」集いの場の復活に常連客も「幸せ」


訪れた客は
Q.集いの場が復活しましたが?
「幸せ。集う場所が年を重ねてくると限られてくるから」
Q.上舘さんがお店をやっていたとき(せんべい喫茶)と雰囲気は?
「同じだね!同じ」
Q.どのくらい通いたい?
「あの世に行くまで(笑い)」
訪れた客は
「毎日のスタートが(ここの)朝のコーヒー一杯から始まるという感じ」
混み合う店の中に「せんべい喫茶」を営んでいた、上舘一雄さんが客として訪れていました。

せんべい喫茶を営んでいた 上舘一雄さん(76)
「継続してほしいというのが本音の本音だから。みんなで会話するには最高の場所だと思う。続けてほしい。『生きた辞典』のようですよ、ここは。みんなそれぞれの世界で成功してきた人ばかり。いままでは経営者だったけれども、今度は客としてこうして毎日来たい」

地域の人が毎日通えるようにとコーヒーの値段は250円。決して儲かるビジネスではありません。それでも鈴木さんは、このコミュニティを守る決意です。
喫茶ヘバナ 鈴木美朝オーナー
「ここもすごい昔は商店街だったと上の世代の人から聞いています。なので、歩いていて楽しい街にしたい。すでに老舗がいくつかあると思っていて、ここも加わって、ここのエリア自体の魅力を発信していきたい」


『あのにぎわいをもう一度…』
喫茶ヘバナは、早くも地域住民に欠かせない集いの場となっています。