ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている青森県八戸市の蕪島で、産卵に向けたウミネコの巣作りが始まりました。
ウミネコたちは今シーズン、2月中旬ごろから飛来してきて、今は約4万羽が島で羽を休めています。蕪島のウミネコは島の頂にある蕪嶋神社の弁財天の使いとして、古くから大切にされていて、多くの観光客がその姿を見に訪れます。
東京からの観光客
「やばいですね、(いっぱいいますよね)びっくりした。ふっくらしていてかわいいです」
群馬からの観光客
「びっくりです、こんなにいるとは思わなかった。(ウミネコを間近でみるのは)ないです。群馬は海なし県なので」
ウミネコたちは4月に入り、巣作りを始めていて、繁殖活動もさかんになりました。
ウミネコ保護監視官 吉田勝鴻さん
「去年は4月11日が最初の産卵でしたけど、まもなく今週にも早いウミネコは産卵すると思います。一生懸命子育てをしているんだなと、温かい目でみなさん見てくれれば」
早ければ今週中にも産卵が始まるということで、5月の連休明けにはかわいらしいヒナを見ることができそうです。