台湾東部を震源とする地震は生存率が大幅に下がるとされる72時間がすぎましたが、依然、6人と連絡が取れない状況が続いています。一方、通行止めが一部解消され、足止めされていた人の救助が進んでいます。
花蓮県の景勝地「太魯閣」では、これまでより通行止めの範囲が狭まり、少し前に進むことができるようになりました。ここからでも山崩れの跡や、道が塞がれているのが確認できます。
日本時間午前9時には、地震が発生した3日から生存率が大幅に下がるとされる72時間を超えました。
懸命な救助、捜索活動が続けられていて、午後には新たに女性1人の遺体が見つかったということですが、消防当局の日本時間午後3時の発表では、まだ6人と連絡が取れておらず、安否が心配されます。
息子夫婦と孫3人、あわせて5人が被災した台南市の女性は、救助隊の臨時施設で、家族の安否情報を待っています。きのうは息子と孫、2人の遺体が見つかりました。
家族が亡くなった女性
「とても辛いです。でも葬儀の段取りもしないといけなくて…」
当局の日本時間午後3時の発表では、これまで13人が死亡、けが人は1145人にのぼります。
被災したホテルや公共施設の中で足止めされている人の救助については、今日から一部の道が開通したことで、ペースアップしたものの、まだ400人以上が下山できていません。
消防当局の救助担当
「現場は雨が続き、落石が多く、救助は難航しています」
救助、捜索は続けられていますが、花蓮県ではいまも余震が続いています。雨も断続的に降っていて、土砂崩れなど二次災害が懸念されています。
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