能登半島地震の被害を受け、校舎が使えなくなっている新潟市西区の坂井輪中学校が新潟市内にある別の会場で入学式を行いました。

新潟市中央区の新潟テルサで行われた坂井輪中学校の入学式。新入生255人が真新しい制服に身を包み、新たな門出を迎えました。

新潟市立坂井輪中学校 平山智康 校長
「環境が十分に整っている状態とは言えず、生徒の皆さんには、これからも多くの不便や不自由をかけることになります」

坂井輪中は元日に起きた地震の影響で校舎の一部が使えなくなり、4日は会場を変えての入学式となりました。新たな学び舎でのスタートとはなりませんでしたが、晴れの日を迎えた新入生は期待を膨らませていました。

新入生
「校舎が使えない中でも2、3年生や先生の協力で入学式を迎えることができて本当によかったです」
「早めに校舎を直して2、3年生と一緒に勉強をしていきたい」

学校には今年度中にプレハブが立てられる予定ですが、それまでの間、新入生は西区の新通小学校の教室を借りて授業を行い、2年生と3年生は坂井輪中の校舎を使うということです。