
長期運用とリスクの分散が大切、という話でしたが、実際に運用を続けた場合、どのような結果になるのでしょうか?
「全世界株式インデックス」と呼ばれる株価の指数を元に、過去20年間毎月3万円ずつ世界の株式市場に分散投資した場合のシミュレーションでは、今年2月の時点で見ると、総投資額723万円に対し時価総額は2849万円なので、4倍近くに増えていることがわかります。
ただ、内田さんによりますと、このシミュレーションは過去の結果に基づいたものなので、これからの投資成果が約束されるものではありませんし、税金などは一切考慮していないということは注意してほしい、ということでした。
(内田英子さん)
「やはり長く積立投資というものを続けていただくことで、例えば、過去にリーマン・ショックという大きな下落相場がありました。こういったときにも、元本割れしている期間が2007年、2008年ぐらいから始まって4年間ぐらい続いている期間がありましたが、積立投資を続けることによって、例えば、先だって、記憶に新しいコロナショックというのがありましたけれども、そういったときにも元本割れすることなく、結果的に4倍近くの価格になっているということがわかるかと思います」
自分の目で見てしっかりと比較検討をして、投資目的を明確にした上で、長期積立分散投資を実践してほしいとのことでした。
※投資には元本保証及び利回り保証のいずれもなく、元本割れが生じるリスクがあります。各ファンドの「目論見書」をご確認のうえ、ご自身で投資判断を行ってください。