「目視観測」終了で「快晴」→「晴れ」

26日で、仙台管区気象台で、人の目で見る目視観測が終わったことで、雨や雪など9つの項目が自動観測に切り替わりました。また、雲の量や種類など30の項目は観測を終了しました。「快晴」は「晴れ」に「薄曇り」は日差しのあり・なしに応じて「晴れ」や「曇り」になるなど、自動観測への移行により簡素化されます。

ただ、冬の始まりを知らせる「初氷」、「初霜」、「初冠雪」は社会的な関心が高いため従来どおり人の目で観測・発表を継続し、「竜巻」や「黄砂」など、日常生活に影響の大きい現象は臨時に情報が出ることになっています。

観測の自動化は、業務効率化の面もあると思います。雲の形や種類を判別することは、観測職員の腕の見せ所という面があり、日々の天気予報を発表する上で必要なスキルにもなります。技術の引継ぎがしっかり行われるかは心配な点ですが、気象庁では「適宜、研修をしっかり行って対応していく」としています。