孤立集落 過去に県内でも…

元日に起きた能登半島地震では、道路の寸断や土砂崩れなどで一時3000人以上が孤立状態となりました。福島県内でも、2019年の台風19号の豪雨で、久慈川が氾濫して橋が崩落し、矢祭町高地原地区の11世帯30人が孤立状態となりました。

県では今後、県内で孤立する可能性がある集落を調べるとしています。また、自治体ごとに食糧や生活物資の1週間分程度の備蓄を呼びかけ、地震の影響を受けない
衛星電話や、ラジオを使った防災無線などの通信手段の整備に努めていくとしています。

さらに県は、情報収集・発信を素早く行えるよう、3月28日からインターネットで、気象や交通、避難情報などをまとめた「総合防災情報システム」を運営していきます。福島県は地震だけだなく、大雨や大雪などの災害対策も必要で、各地の災害の教訓を生かした対策や備えの見直しをしっかりと進める必要があるといえます。