「25歳くらいまでにはちゃんとした社会人に」前に進む青年
2日後、坂本さんは田中さんを連れて区役所へ。
(区役所職員)「生活保護を受けることになった人は、常に計画的な生活に努め、支出の節約を図り、生活の維持・向上に努めてください。平たく言ったら真面目に生活してくださいということですね。税金が原資になっているので大事に使って自立して頑張ってください」
単身者に支給される生活保護費は月に10万円ほど。田中さんは一歩ずつ前に進もうと決意を固めていました。
(田中聖輝さん)「まずバイトを頑張って仕事に慣れていって、遠い話ですけど25歳くらいまでには、ちゃんとした社会人になっておきたいですね」
居住支援を受けたのち、居酒屋でアルバイトを始めた田中さん。生活保護を打ち切り、いまは自立した生活を送ることができています。