雇い止めにあって住む場所を無くした20歳「もう最後やなと思って」
坂本さんに助けを求めた20歳の田中聖輝さん。建設現場で働いていましたが、雇い止めにあって寮を追われ、2日間野宿をしていました。
(坂本代表)「こんばんは、坂本です。寒いな。ずっと待っていてくれたん?大変やね。まあ1回、事務所で話聞こうか」
(坂本代表)「よく電話してくれたね、うちに」
(田中さん)「いやもう『最後やな』と思って。これが無理ならネットカフェ入って、24時間たったら1回精算しないといけないと書いてあったんですけど、24時間ゆっくりしてそれで警察呼ばれた方がマシかなって」
(坂本代表)「それで捕まった方がマシやなって?」
小学生の時に両親が離婚して父親に引き取られたという田中さん。その父親は、2022年に脳梗塞で倒れ、入院した際に、家賃を滞納していたことが発覚しました。退去を命じられ、帰る場所はなくなり、父親は今も療養中。会社の寮を追われた後、行く当てもなく、辿り着いたのは幼いころによく遊んだ公園でした。
(坂本代表)「なんで追い出されたん?」
(田中さん)「父親の病院にいろいろ呼ばれて、退院のこととか、もしかしたら施設に入るかもしれないとかで話し合いが必要って言われて。あと父親から『ふりかけ持ってこい』とか『欲しいもの持って来い』とか『面会しに来い』とかで行っていたら、それが続いて週2回とか休むようになって、もう辞めてくれるかみたいな感じになって」
(坂本代表)「それ、仕事やから行かれへんとか言えなかった?親父優先?」
(田中さん)「父親優先にしちゃいましたね。あっちは僕しか頼れる人がいないのかなと思うと」