“住まいを得ることで立ち直る人が必ずいる”

 (坂本慎治代表)「僕のこと“貧困ビジネス”って言う人もいますけど、それはいいんです。僕が許せないのは、生活保護を受ける人たちを怠け者みたいな、そう言っていること。『同じ立場になった時に同じこと言えるの?』『自分が言われたとしたらどう思うの?』って、投げかけたいですね」

 居住支援をしても10人に1人は逃げ出し、また“元の生活”に戻ってしまいます。それでも支援をやめないのは、住まいを得ることで立ち直る人が必ずいると知っているから。絶望し途方に暮れる人たちが少しでも前を向けるように。坂本さんが活動を続ける理由です。

※坂本慎治さんが活動の中で直面したさらなる困難や、坂本さんの支援を受けた田中聖輝さんのその後に迫った映画「家さえあれば ~貧困と居住支援~」が以下のスケジュールで上映中です。

「家さえあれば ~貧困と居住支援~」 TBSドキュメンタリー映画祭2024作品
監督:海老桂介
ナレーター:麒麟・田村裕

【上映スケジュール】
・シネ・リーブル梅田(梅田スカイビル 3・4階)
 3月22日 午後2時20分~
 3月30日 午後2時20分~
 4月 4日 午後2時20分~

・アップリンク京都(新風館 地下1階)
 3月24日 午後2時30分~
 3月25日 午後4時10分~
 3月30日 午後2時30分~