■第三者委員会のメンバー

・萩原亨(座長) 北海道大学 大学院工学研究院 教授
・甲谷恵 公益社団法人 北海道交通安全推進委員会 筆頭副会長
・林辰夫 アジア大陸自転車競技連合 理事
・宮澤崇史 2008&09年「ツール・ド・北海道」優勝 元自転車プロロードレーサー
・武藤俊雄 北海道大学 公共政策大学院 准教授

■これまでの会合での意見

・エスコートバイクの数、教育ともに不足
・規制コース内の車両をブロックするくらいの対応必要
・警察の白バイの協力も必要
・片側通行ならセンターラインの外側は崖というくらいの選手への徹底必要
・そうした選手へのルール徹底ができておらず、何重ものやり取り必要
・違反にはタイムカットや罰金も

・コース設定が複雑すぎる
・1か月前に試走など、コース説明の徹底必要
・もっとダイレクトに伝わる標識、表示が必要
・事前の簡単なレースを組み立て、具体的に走行することで運営側も学ぶ仕組み必要
・交通量少ないところは、もう少し両側規制を増やす

 一方で、原因究明は難航、事故の前に申請済みだったUCI=国際自転車競技連合の審査も通らず、国際大会としての認定が受けられない上、例年なら既に始まっている自治体との調整なども手つかずのまま…協会幹部は、今年の開催見送りの意向を示していましたが、12日午後の理事会で、正式に決定しました。

北海道選抜チーム 島野翔汰選手23歳

 この決定を受けて、当時、五十嵐選手と同じ集団で走り、悲惨な現場を目の当たりにした選手が今、あらためて“思い”を語ってくれました。