増尾聡 記者
「吉田(カメラマン)ごめん、エマージェンシー(緊急事態)だって」

乗務員
「胸に異常が」
増尾聡 記者
「医師が走って子どものところに駆け寄っています」

負傷者らが搭乗するや否や、至る所で治療が行われます。呼吸困難に陥り酸素吸入が必要な少年や、ストレッチャーの上で点滴を受ける少女の姿も。
一方、ようやく安堵したのか、眠りにつく少年もいました。

母親
「(避難していた)大学を包囲したイスラエル軍の戦車が突然、砲撃を始め、戦闘機からの爆撃もありました。息子は両足を負傷し、私も足をけがしました」
ガザ市内の大学のキャンパスに家族で避難していたところ、イスラエル軍の空爆と砲撃が始まり、少年は両足に大けがをしました。そして…

母親
「2人の娘も同じ場所にいました。彼女たちも戦車の砲弾の破片にあたり、死にました。攻撃の後、まだ生きていたのです。周りの人々が人工呼吸をしようとしていたが、助からなかった。イスラエル軍は負傷者の外出も禁止しました。救急車もなく、負傷者を病院で応急処置することもできなかったのです」
6歳と8歳の娘を失ったといいます。そう言うと母親は、目頭を押さえました。
それを見ていた隣の女性が声をかけます。

隣にいた女性
「あなたは1人じゃないわ。私も子どもを失って、 家も壊されて。泣くのをやめましょう。彼女たちが天国に行けるように神に祈りましょう」














