ガザでけがをした子どもたちを飛行機で救い出す作戦に密着しました。まさに“空飛ぶ救急車”。
行っているのは、UAE=アラブ首長国連邦です。今回、日本メディアで初めて内部の取材が許されました。
“着の身着のまま”…左目負傷の少女や車いすの少年

パレスチナ自治区ガザから南に約40km。エジプトのアル・アリシュの空港には、救急車が数多く止まっていました。
増尾聡 記者
「エル・アリシュに到着してから約2時間半経ちましたが、ガザから逃れてきた子どもたちが姿を見せ始めた。これから特別機に搭乗していきます」
左目を負傷した少女や、車いすに乗せられた少年。生々しいけがの痕が残る子どもたちが次々と特別機に搭乗します。
付き添いの家族もいますが、ほとんど荷物は持っておらず、着の身着のまま、ガザから逃れてきたことが伺えます。

増尾聡 記者
「車いすの女性もエレベーターで機内に入っていきます。右足をけがしているのか、包帯が巻かれていて、顔にも傷のあとがのこっています」

この様子は、UAE=アラブ首長国連邦が実施するミッションで、イスラエル軍による攻撃が続くガザで負傷した子どもや、がんなどの深刻な病気を患った患者をUAEに搬送しているのです。
イスラエル軍とハマスによる戦闘開始から5か月。停戦に向けた条件をめぐって双方の隔たりが大きく、合意の兆しは見えないままです。

ガザ保健当局によると3月15日時点で、戦闘以降で犠牲になったパレスチナ人は3万1490人。 さらに、けが人は7万3439人にも上っています。
ガザでは、電気や燃料不足により、多くの病院が十分に機能しておらず、負傷者に適切な治療を施せない状態が続いています。

こうしたガザ市民を支援するミッションに、今回、日本のメディアとして初めて密着取材が認められました。
「胸に異常が」医師が走り… “空飛ぶ救急車”のなかは

機内では、座席の一部を倒し、ストレッチャーを設置するなど、まさに“空飛ぶ救急車”です。
取材中にも…














