■震災被害を乗り越えて

しかし、2011年3月。東日本大震災の津波で相野釜地区は甚大な被害を受けました。

東日本大震災で津波被害が


組合のメンバー 沼田さん:
「うち流されているから。全員。全員、きれいに流されてるの。綺麗にっていうのはおかしいけども」


相野釜ハウス園芸組合 宍戸繁組合長:
「みんな砂だけだよ。うん、きれいなもんだ。砂浜と同じだ」


震災後、栽培場所を内陸に移し再スタートを切りました。

沼田さん:
「最初の年なんて、塩かぶった土地だから、なかなか根付かなくて。水、友達からもらってきてかけたりね。それ乗り越えて、ようやく完成したメロンを作ったんだけど、いよいよ終わりだから。お陰さんで、生きる糧と心の支えになったから、よかったんでね。やっぱり、津波のこと一時的にでもね、忘れられてんだもん。いいんじゃない」


メンバーの女性:
「よくここまできたね。えらかったなと」