特集は、宮城県でもごく一部の地域でしか栽培されていない幻のメロン「クールボジャ」についてです。震災後、岩沼の生産者たちにとってメロン作りは心の支えでした。しかし、生産者は高齢化にあらがえず今年限りで生産をやめることを決めました。収穫最後の日を見つめました。
■幻のメロン「クールボジャ」とは
6月30日、岩沼市。

この日を特別な思いで迎えた人たちがいます。相野釜ハウス園芸組合のメンバー。70歳から85歳までの7人です。
収穫しているのは「クールボジャ」。栽培の難しさから、幻のメロンと言われています。

組合のメンバー 沼田さん:
「メロンは自慢。長年、経験で作ってきた」
メンバーの女性:
「立派なメロンね。綺麗なメロンです。(ここまで来るのに50年かかったんだで)50年ね、あれから50年」
