2024年、建設予定地だった場所に揺れが襲った
その珠洲市を2024年、震度6強の揺れが襲ったのだ。原発の建設予定地は、震源のすぐ近くだった。
金平キャスター「予定地はここですよね」
塚本さん「防波堤からこっち。計画としてはそうなんだけど」

この地域で20代続いている「圓龍寺」の住職、塚本真如さん。原発建設反対の声をまとめた中心人物だ。
その「圓龍寺」も今回の地震で大きな被害を受けた。

本堂は何とか持ちこたえたが、隣接していた自宅は大破していた。
塚本さん「ここにいたんです。女房はここに挟まっていた、この辺で」
金平キャスター「奥さんはこの下敷きになったの?」

塚本さん「(自分1人で)引っ張り出したんですよ」
このわずかな隙間が、生死を分けた。妻の詠子さんは足に大ケガをして自衛隊のヘリで搬送された。