今回は「デジタルと自然を融合する」コンセプトで大分県玖珠町に誕生したキャンプリゾートパークの魅力に迫ります。
玖珠町の旧カウベルランドくすの敷地にオープンした「パラディッソおおいた」は13.5ヘクタールの広大な土地に、自然を満喫できるアウトドア施設がそろっています。


食材や道具を準備していなくても「手ぶら」で立ち寄れるのも施設の魅力の一つです。

(松本記者)「私の背後にはキャンプ用のスペースが広がっています。こちらでは自由にテントを張って、野外のびを楽しむことができます。風が吹き抜けていて大変気持ちがいいです」
キャンプサイトがある広場ではテントでのんびりしたり、ドローンを飛ばしたりして時間を過ごすことができます。小型のトイドローンを初めて飛ばす体験をした子どもたちは…
(こどもたち)「ドローンは操縦するのは見たことはあったけど、やったことはなかったので、操縦は難しかった」「日田の暑さに比べて風がすごく気持ちよかったので、外に出て体を動かすことがいいなと思いました」
東京を拠点にWEB関連事業を展開するティーアンドエスは2022年3月、ドローンムービーの世界大会を開催しました。玖珠町出身でグループ会社会長の稲葉さんは多くの人を呼ぶことができたとして休園中だった施設を活用することを決めました。
(ティーアンドエスグループ・稲葉孝政会長)「何か面白いことをやったら人はお見えになられるなと思いました。これに私たちのテクノロジーとかそういったものを入れて違った形のネイチャーアンドフューチャーをテーマにしたリゾート地を作ろうということで今回やらしてもらっている」

世界最大級の立体ホログラムショーでダンスや音楽を仮想体験できたり、「進撃の巨人」のキャラクターを3D―ARの拡張現実で出現させたりとデジタルコンテンツに触れることができます。


またレストランでは人気シェフと協力して考案されたコース料理を提供しています。
(パラディッソおおいた・高橋佳乃さん)「地元の食材をふんだんに使って地産地消で、SDGsプロジェクトに取り組んだレストランとなっております」

ハンバーグには豊後牛と地元の生シイタケを使用していて、和洋のダブルソースで仕上げています。また豊後牛入りの焼きおにぎりにオリジナルのコンソメスープを注いで食べるメニューはイチオシです。


玖珠の豊かな自然を生かして新たな魅力を発信するパラディッソおおいた。新しいスタイルでの地域の活性化に一役買いそうです。