青森県は教員の確保などに向けて、2024年の小学校教員の採用試験から幼稚園教諭で一定の経験がある人の特別選考を行うことにしていて、対象となる人向けの研修会を開きました。

青森市で開かれた研修会では、小学校教育の特徴についての講義のあと、県の職員から2024年7月の小学校の教員採用試験から導入される選考方法についての説明を受けました。

新たな制度では、幼稚園教諭として3年以上の勤務経験がある人が特別選考枠として採用試験を受験することができます。

参加者は
「弘前市の方で幼稚園教諭として幼児教育に携わってきたのですが、今までの経験を生かして青森県の教育の方に少しでも力になれればという思いで、研修に参加しました」

採用内定が決まったあとは、小学校教諭2種免許の取得まで一定の猶予期間が設けられ、希望する場合は、臨時講師としても働くことができます。

青森中央学院大学 地域マネジメント研究所 松浦淳講師
「幼児教育と小学校教育は、義務教育かどうかで境目があったわけですが、そこの境目を行き来する存在を見出していけるといい」

特別選考の試験の内容は4月上旬に公表されるということです。