順天堂大学の卒業式が14日、都内で行われ、東京五輪・3000m障害で日本人初の入賞を果たした三浦龍司(22)や110mハードルの村竹ラシッド(22)が出席した。三浦は「新しいステップだなと、思いつつも一つの区切りがついたんだなというふうに思ってます」と新社会人へ気持ちを新たにした。
卒業後はSUBARUへの入社が決まっている三浦。「本当に3000m障害っていう競技に専念していきたい、ここで結果を残したいっていう思いがあった。理解だったりとか、環境作りっていうところで一番そってくださってたのがSUBARUさんだったのでそこは本当に決め手だったなと」入社の決め手を語った。今年開催のパリ五輪については「メダルを取ることが目標なので、まずそこに向かって全力やっていけたら」と気合が入る。
また村竹も「ついこないだ入学したばかりで、あっという間だった」と話す。思い出のレースは「去年のインカレの日本記録だったときのレースかな」としみじみ。「何か優勝するだけじゃなくて、どうにか何かインパクトを残したい、何かいい流れを作りたいなというふうに思っていたので。結果日本記録も出せて、自分個人の結果としてもすごい良いものだったと思います」と当時を振り返る。
村竹は世界陸上ブダペストの女子やり投・金メダリスト北口榛花(25)と同じJALの所属となる。「競技に対する向き合い方も変わってくるようなポイントになると思うので、すごく楽しみに思う反面、とても身の引き締まる思いでもありますね」と気を引き締めた。※写真は左から村竹選手、三浦選手