「汐凪ちゃんにあげてください」13年ごしのホワイト・デー
汐凪さんがいた1年2組の教室は、あの日のまま。木村さんは、長女の舞雪さんと訪れた。汐凪さんの私物の確認などで、これまでも立ち入っているが、初めて見るものもあった。

同級生の保護者
「失礼します…」
汐凪さんの同級生や保護者とも再会した。一つ前の席だった川木陸真さん。

陸真さんインタビュー
「いつの間にかお葬式行くって話なって。まだ実感がわかないですね。よく女の子のグループで遊んでるのみてたり、明るい子だったと。バレンタインデーに、みんなにチョコ配ったりして」
陸真さんの母親
「優しい子だったよね」
陸真さん
「汐凪ちゃんにあげてください」

陸真さんの母親
「13年心に残っていて、渡せてよかったよね。ほんとに」
あの年、渡せなかった、チョコレートのお返し。13年ごしのホワイト・デー。
木村さん
「.....うん。そろそろ時間が無いので」
「汐凪ちゃんと一緒のままで」
同級生たちは、私物を持ち出さなかった。















