岸田内閣の一員としてこだわる「セキュリティ・クリアランス」

現在は閣僚として岸田総理を支える立場の高市氏。
高市氏の担当分野は宇宙政策やクールジャパン、AIなど非常に多岐に渡るが、その中でも1年半もの歳月をかけて特に心血を注いで取り組んでいる法案が「セキュリティ・クリアランス」(以下SC)である。
「SC制度」とは、経済安全保障分野における機密情報の取り扱いを政府が資格を与えた者だけに認める制度のことで、高市氏は「日本がG7で唯一、経済安保の機密情報に関する法案が整備されていない」として、「外国政府の入札に参加できないなど、ビジネスチャンスを失っている」と主張している。
成立すれば、日本の安全保障に関わる経済や技術の保全が強化されるとともに、民間企業がより国際的なビジネスを行えることができるようになるなど、日本の国益と深くかかわる法案だけに、2月8日に開かれた、保守系議員が集まる「保守団結の会」では、参加者から「やっぱり高市先生でなければ今回の法案はここまでできなかった」という声が上がった。
 
   
  
















