今年の桜見頃は長続きする傾向か

桜は開花から通常5日から1週間ほどで満開となり見頃を迎えますが、2020年の鹿児島は開花(4月1日)から満開(4月19日)になるまで、18日もかかりました。大阪の街中を彩る桜を見ても、満開になっている木があれば、つぼみの木もあったり、1本の桜の木の中でも下は咲いるのに上はつぼみの状態だったりと、2020年の桜はダラダラ咲き進んでいた印象が残っています。
2024年は異常な暖冬の影響で、“お目覚め”のタイミングの違いで桜の個体ごとに満開の時期がずれる傾向となる可能性もあります。荒天や極端な高温がなければ、桜の見頃は長続きしてお花見の季節を長く楽しめるかもしれません。
ただし、2月や3月に季節はずれの暖かさが続くと、桜の開花日が計算式から大きくハズレることもしばしば。温かい目で開花予想と今年の桜を見守ってもらえると幸いです、暖冬だけに。(気象予報士・広瀬駿)