能登半島地震発生から2か月余り。
炊き出しで被災地を支えようと、長野県から石川県に通い続けているグループがあります。
輪島市での活動に密着しました。


3月5日、能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市で、笑顔がこぼれる瞬間がありました。

その輪の中心にいたのは、松本市炊き出し隊・みらいの浅田修吉(あさだ・しゅうきち)さん。

地震発生直後の1月9日から仲間と交代で被災地に通い、支援を続けています。

その前日、3月4日の朝6時。

浅田修吉さん:
「12時には現場にいないと、お昼の炊き出しに間に合わない」

まだ辺りが暗い中、仲間との打ち合わせが終わると、松本市を出発します。

浅田さんが代表を務める「みらい」は、1995年の阪神淡路大震災を機に有志で結成。

2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震など、全国の被災地で炊き出しを行ってきました。

松本から車を走らせることおよそ5時間で輪島市へ。

浅田修吉さん:
「やっぱりが門松が泣けるよね。正月のそのまんまの状態で残っていて」