2015年にも小学1年生がうずらの卵で死亡事故 県教委は「通知ない」

小川彩佳キャスター:
小学校低学年は歯の生え変わり時期です。NPO法人「Safe Kids Japan」の山中龍宏理事長によると、「前歯がなく噛み切れず、吸いこんでのどの奥に入ってしまうことも(ある)」ということです。乳幼児だと慎重になりますが、こうした危険性は今回改めて認識させられました。

NEWS DIG 久保田智子編集長:
のどが詰まってしまった場合には一刻を争います。そんなときには背中を叩く「背部叩打法」、胸を突き上げる「胸部突き上げ法」、「腹部突き上げ法(1歳以上)」などの対応が必要ですので、対処方法を確認するようにしてください。

のどに詰まらせないということがそもそも大事です。なぜ今回の学校では対策がされなかったのでしょうか。実は2015年にも大阪市の小学1年の女子児童がうずらの卵などを詰まらせ、死亡する事故が起きています。このときも小学1年生だったんです。

しかし、今回の事故が起きた福岡県みやま市の教育委員会は、うずらの卵が「危険な食材という認識はなかった」と話しています。

福岡県の教育委員会は「2015年の事故に関する通知はなかった」としていて、過去の事故の教訓が共有されないまま来ている可能性があるということです。

ジャーナリスト 浜田敬子氏:
私はこの「認識がなかった」「知らなかった」ということにちょっとびっくりします。こういった特に幼稚園や保育園での誤飲事故というのは度々起きてニュースになっていますよね。

調べてみると、内閣府では2016年に「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」というものを作ってることが分かりました。ガイドラインでは危険な食べ物としてぶどうやミニトマトというのを出しています。そうすると現場の人たちは、大体同じ大きさのものはきっと危険性があるだろうと献立を考える際に普通考えると思います。

専門家からは子育てをしている家庭や専門家の間では当たり前のことすぎて、むしろ周知を怠っていたのではないかという指摘もありました。常識的なことが浸透していなかったということにショックを受けました。