ロシア国内で「外資系企業の撤退」「失業者の増加」経済制裁の効果出ている?

―――経済制裁の影響はじわりじわり。相次ぐ外資系企業の撤退、失業者が増えています。新規採用しない企業がロシア国内で52%半分以上ですね。16%の企業が従業員を解雇、もしくは今後解雇するというデータが出てきている。2022年には大幅なマイナス成長、5月の実質GDP成長率は前年の同じ月と比べてマイナス4.3%ということなのでこの経済制裁自体は効いているのではないかということでしょうか?

(佐々木正明教授)
「まず失業率について指摘したいんですけども、これは隠れ失業者もおります。例えば、給料未払いだったりとか、給料がかなり減っているというのもありますので、失業者の増加というのが今後どう影響が出てくるか。企業もアンケートをとりますと、採用しないと言ってますんで、そうすると大黒柱が家族の中で失うということですので、どう出てくるのかというのはまずポイントです。実質GDP、マイナス成長というのは、これも報道ベースなんですけども、車とか旅客機がですね、もう部品がなくて、一つは修理用に壊しているっていうのは報じられているんですが、最近はスマートフォン、電子機器、パソコンだったりもそのような状況になって、どんどんロシア人が持つものが質が悪くなってくる。それがこのマイナス4.3%のところに、ハイテク部品とかパーツ不足というのが現れているというふうに感じます」