2日目は「経緯」と「使途」について審査か
上村キャスター:
そして、2日目の3月1日には、安倍派4人が出席します。政倫審の「公開」に難色を示していたという▼塩谷立座長、▼高木毅前国会対策委員長も出席します。

実態解明には進展があるのか、またどんなことがポイントになるのでしょうか。
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
(衆議院・政倫審は)2日にわたって行われるんですけども、1日目(2月29日)はどちらかというと、ややパフォーマンスというか、岸田総理が出席したので全体の議論なんです。
2日目(3月1日)はむしろ各論の方が注目されるということで、中身は2日目(3月1日)の方があるかもしれません。
とりわけ、裏金が始まった「経緯」。それから途中で安倍さんがやめようと言ったものを再開した経緯について、一番よく知っている人たちが出席します。
それから、もう一つは「使途」についてです。裏金が何に使われたのかと。「経緯」と「使途」について、2日目は相当詰めた議論になると思います。
ホランキャスター:
パフォーマンスというお話がありましたけれども、1日目(2月29日)は岸田総理と二階派の武田事務総長が衆議院・政倫審に臨み、中身をご覧になってみて、どんな印象を持たれましたか。
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
1日目は、やはり5人の人たちが出ますよ、というところに呼び水を果たしたのはプラスだったと思います。
ただ、岸田総理は少し異例で、歴代総理の中で珍しく、現職総理で資金集めパーティーを年に7回も行っています。
それはいくら何でもおかしいのではないか、と前から問題になっていて、それは野田さんのを追及によって、岸田さんは「ついにやめます」と、ある意味で非を認めたところがあり、そこは一つ前進ということはあったと思います。
ホランキャスター:
かなり野党の役割というものも重要になってきますよね。
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
そういう点では、今回いろいろ非公開から反対して、公開を求めたという点も含めて重要だと思います。