「奥さんのためにも…」仕事道具が湧き起こした“復興への想い”

蒔絵師・喜三誠志さん
「あぁ、これでまた行けるなと思いました。じゃああれを作ろう、これを作ろうっていうね構想がやっぱり出てきますよね。そういうことを思いながら片付けていますから」

夫婦二人三脚で続けてきた店を奪った地震と火災。残ったのは全体の2割ほどの作品と筆。しかし地震から1か月半が過ぎ二人は今、同じ方向を向いています。


妻・悦子さん
「これしかないかな」
蒔絵師・喜三誠志さん
「やるしかないよ。これで一生頑張っていく」
妻・悦子さん
「コロナがあったり、本当にいろいろあって、今まで乗り越えてきたからまた頑張れるかなって思います」

蒔絵師・喜三誠志さん
「良い作品を作って、やっぱりもう一度お店を出したいなっていうのが一番近い目標ですね。奥さんのためにもやっぱりもうちょっと頑張りたいなと思っています」