被災地・小高区でラナンキュラス栽培

南相馬市の菊地沙奈さんと直樹さん夫妻は、5年前から花の栽培を始め、2020年6月に南相馬市小高区で唯一となる花の直売所「hinataba(ヒナタバ)」をオープンしました。

菊地沙奈さん「震災が一度あった小高で花の栽培をすることで、花を通して福島の良さを伝えたいということで小高を選んだ。本当に花を通して人の繋がりが増えて、毎日楽しく花を栽培しています。」

菊地沙奈さん

四季折々の花を育てている菊地さん。今の時期のおすすめは、色とりどりのラナンキュラスです。

菊地沙奈さん「フワフワ、コロンとした印象があるラナンキュラスですが、日中は花が開いて、夕方は閉じるという性質を持っています。なので、開いて満開になった時にはみなさんこんなに大きかったんだとびっくりされる」

菊地さんは、現在5種類のラナンキュラスを栽培しています。育てている中ではこんな苦労も。

菊地沙奈さん「ラナンキュラスは一度終わった時に刈り取って、球根を掘り上げる。その球根をまた来年使うんですが、その球根を自分で芽を出さなくてはいけなくて、その芽出しが本当に大変です。」

芽出しを上手く行うためには、風通しの良い環境で育てることがポイントなんだそうです。今回は、ラナンキュラスの摘み取りを体験させてもらいました。

小湊アナ「おーすてき!もう2本並んだだけでもすごくすてきですね」
菊地沙奈さん「ラナンキュラスは生花でもきれいですが、満開に開いてつるすとドライフラワーにもできるので、ぜひやってみてください。すごく色もきれいに残り、長く飾れるのでおすすめです。」

菊地さんさんたちは、これからも小高区で、多くの人に花を届けていきたいと話します。

菊地沙奈さん「福島にはこんなきれいな花が咲いているんだよというのをたくさんの人に知ってもらえたらなと。この震災があった小高でも、こんなにきれいな花が咲いているというのを伝えていきたい。」

こちらのラナンキュラスは、ヒナタバのオンラインストアで購入することができます。

ひと足早く、春の訪れを感じさせてくれる「ラナンキュラス」。みなさんも大切な方にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。