樹齢20年以上のスギが増えた
宮城県内には、13万ヘクタールあまりのスギ林があります。その植林面積は戦後の住宅建築などの需要により1950年代に急増しました。
森林を管理する「たんがら森」石垣保美総括部長:
「スギは広葉樹より伸びが良く真っ直ぐで、製材するのに楽なものですから、どうしてもそういう需要があったと思うんです」

しかし、1960年代の木材の輸入自由化以降、国産のスギは需要が落ち込んでしまいます。その結果、伐採が滞り花粉を飛ばす樹齢20年以上のスギが増えてしまったのです。

こうした状況を打開しようと、県はある特殊なスギの開発を進めています。