東日本大震災での感謝の思いも込めます。能登半島地震の被災地を支援しようと、宮城県大崎市のボランティア団体が、炊き出しをすることになり27日、食材の下ごしらえをする作業に励みました。
大崎市松山のボランティア団体のメンバーおよそ30人が、ダイコンやハクサイなど採れたての野菜を食べやすい大きさに切っていきました。野菜は、地元住民から提供されたもので、能登半島地震で大きな被害を受けた被災地で、炊き出し用の食材として使われます。

大崎市松山ボランティア活動連絡協議会 高橋伸実会長:
「水道が出ない地域があるので、食材を洗ったりすることが離れたところから下ごしらえするメリットがある。震災を経験した東北から伝えられる思いがある。その温かさを感じてほしい」

下処理されたおよそ30キロの野菜は、ボランティア団体の代表が石川県七尾市の避難所に搬入し、29日の昼食に「けんちんうどん」をつくって、被災者らに振る舞うことにしています。

大崎市松山では、東日本大震災の際、石川県から給水車の支援を受けていて、ボランティア団体ではその恩返しの思いを込めて炊き出しを振る舞うことにしたということです。