平成29年(2017年)12月、熊本県上益城郡山都町に点在する美しい滝を上空から
撮影しました。当時ニュースはこう伝えています。「北に阿蘇外輪山、南に九州山地が迫り、緑川が谷を削る山都町。その地形から町内には数多くの滝が点在し、「矢部四十八滝(やべしじゅうはったき)」と呼ばれています。

その中のひとつ「五老ヶ滝(ごろうがたき)」は落差50mを誇る町内最大級の滝です。天気に恵まれた日にはその大瀑布に虹がかかり、荘厳な風景が広がります。

滝の正面には吊り橋があり、橋の上からは迫力満点の眺めを楽しむことができます。滝周辺の遊歩道は山都町を代表する石橋「通潤橋」まで続いています。

地震で被災した通潤橋では復旧工事が進められていて高台に設けれた見学所ではその様子を見ることができます。緑川の渓谷にかかる全長390mの鮎の瀬大橋(あゆのせおおはし)。

その上流、笹原川との合流地点にあるのが落差40mの「鵜の子滝(うのこだき)」です。すぐ上流には落差25mの「鷹滝(たかだき)」があり、近くの展望所からは連なる2つの滝を望むことができます。

最後に紹介するのは国道218号線にかかる竜宮大橋の下にある「竜宮滝(りゅうぐうだき)」です。こちらも2段の滝で落差は20m、上の段をほぼ真っ直ぐに流れ落ちた水は下の段で扇状に広がります。滝には地元の人々を守る竜神さまが住んでいると言い伝えられています。」