変わるスキーリゾートの顧客ニーズに合わせ、大規模な投資が行われるのが、長野・新潟県境の一帯です。

シンガポールの不動産投資ファンドPCGが、斑尾高原や野尻湖周辺のほか、新潟県妙高市のスキー場やホテルを取得。

エリア全体で3平方キロメートルの用地を押さえ、長期滞在が可能なリゾート開発を目指します。

ペイシャンス・キャピタル・グループ ケン チャン チェン ウェイ代表:
「地方創生、観光立国、合わさって(交通の)利便性が高まってきた中で、コンテンツをもう少し、あの辺でつくっていったらいいんじゃないかと」

幼少期を日本で過ごし、日本語も堪能なケン・チャンCEOは、高速道路や新幹線が整備され利便性が高まったのにも関わらず、ここ30年、新たな投資が行われていないこのエリア一帯の価値をさらに高めたいと話します。

投資規模は、700億円。

シンガポールの機関投資家のほか、八十二銀行や新潟県の銀行など国内の金融機関も出資に名を連ねます。

ペイシャンス・キャピタル・グループ ケン チャン チェン ウェイ代表:
「自然豊かな町、コンテンツを強みにして観光客を誘致できたら、産業として成り立たせて、人に来ていただけるだけじゃなくて、住むようになったらいいんじゃないかなと思っています」

野尻湖畔のホテルは、2年後年の開業を目指し準備していて、斑尾高原一帯については、現在計画を策定中としています。