2年連続で大阪湾に迷いクジラ 今後の対策は外洋の関門

――2年連続で大阪湾に迷い込んできた鯨。今後について田島先生は、「紀伊水道に入れさせない、入っても早く帰らせる」対応が必要だと指摘しています。

(国立科学博物館 田島木綿子研究主幹)やはり狭い地域に入ってしまうと、人間の力であの大きい個体を外に出すことは難しいです。やはり外洋の関門、紀伊水道で例えば鯨が嫌がる音、そういうのを例えばセンサーで出すとか、海外の事例も参考にしながら何かできるようにこれから対策を練るしかないのかなと思ってます。(2024年2月20日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎田島木綿子:国立科学博物館・研究主幹 クジラなどの解剖調査・標本作製を行う 去年淀川に迷い込んだ「ヨドちゃん」の学術調査に参加