「20年以上調査やっていて、私自身は見つけたことがない」
(国立科学博物館 田島木綿子研究主幹)いろいろな文献があって、「100頭に1頭の割合」とか、「全体の2%ぐらい」とか、いろんな数字があるんですけれども、私もう20年以上こういう調査をやっていますけれど、私自身は見つけたことがないんです。我々は標本として収蔵させていただきたいと思っておりますので、大阪市立自然史博物館か、我々の国立科学博物館に、いわゆる学術的な機関に収蔵させていただきたいと思っています。
――どこかの博物館で展示されることがあれば香りを実際に嗅ぐこともできるかもしれないのですか。
(国立科学博物館 田島木綿子研究主幹)そうですね、もちろん博物館としてできると思います。
――その所有権に関して大阪府にも聞いたんですけども、府としては所有権について現時点ではわからないが、見つかったなら有効に活用してほしいということでした。ちなみに以前、イギリスで見つかった龍涎香は3.4kgで2000万円、すごいです。