いわゆる「国際ロマンス詐欺」の被害を未然に防いだとして、盛岡市に支店を置く銀行の行員に21日、警察から感謝状が贈られました。

 盛岡東警察署で行われた贈呈式にはゆうちょ銀行盛岡店の安田亨店長と窓口サービス部の宮古亜里伽課長代理が出席し、中屋敷修二署長が感謝状を贈りました。
 警察によりますと6月27日、50代の女性が銀行を訪れ、「外国人と結婚するために、イエメンに48万円を送金したい」と窓口に申し出ました。宮古課長代理が女性に確認したところ、外国人とは面識がなく、「SNSのインスタグラムで知り合いプロポーズを受けている」と不審な説明をしたことから警察に通報し、詐欺の被害を防ぎました。
 県内では今年に入り、特殊詐欺の相談件数が増加していて、警察は金融機関の積極的に声がけや、怪しいと思ったらすぐ警察に相談することを呼びかけています。