奈良市で安倍晋三元総理が遊説中に銃撃されて死亡した事件で、山上徹也容疑者(41)が以前シャッター付きのガレージを契約していて、「火薬を乾燥させるためだった」などと供述していることがわかりました。

 7月8日に安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、逮捕された奈良市の無職・山上徹也容疑者が、去年11月ごろ~今年2月ごろにかけて、シャッター付きのガレージを契約していたことがわかりました。捜査関係者によりますと、山上容疑者はガレージを借りた理由について、「火薬を乾燥させるためだった」などと供述しているということです。警察は安倍元総理への襲撃計画を入念に企てていたとみています。

 また山上容疑者は事件当時、少なくとも数十万円の借金を抱えていたこともわかっていて、銃を作るための材料などに金を充てていたとみて調べを進めています。