青森県南地方に春を呼ぶ伝統芸能「八戸えんぶり」が八戸市で17日開幕しました。
4年ぶりの通常開催となった八戸えんぶり。初日の17日は午前7時から長者山新羅神社に34のえんぶり組が集まり、田植え作業などを表現する舞を奉納しました。
※横町えんぶり組高橋一義親方
「無事奉納終わりまして通常開催ということで例年やってきたことを続けてできればと思います」
※参加する子どもは
「楽しく笑顔で踊れればいいなと思います」
「みんなに福を招けるような大黒舞を披露したいです」
このあと午前10時半すぎからは市の中心街にえんぶり組が勢ぞろいして舞を披露する「一斉摺り」が行われました。
※見物した人は(鹿児島県から)
「心が踊りました。一体感もすごいし、太鼓の音がすてきだなと思いました」
「気持ちが騒ぐ。」
※Q.これを見ないと春が来ない?
「そう、小さい時から見ているから」
烏帽子を揺らす太夫の勇壮な摺りや子どもたちの可愛らしい舞に拍手が送られていました。また、八戸酒造の酒蔵ではえんぶり鑑賞するツアーが開かれ、参加した人たちがえんぶりと日本酒の競演を堪能していました。
※蔵えんぶりを鑑賞した人は
「おいしいお酒珍しいものを出していただいて、それを飲んでえんぶりを見て酒蔵を見てととてもよかったです」
八戸えんぶりは2月20日まで行われ、青森県南地方に春を呼び込みます。