群馬県・山本一太 知事「今や公益に反する存在になってしまっている」
知事の定例会見では 記者たちから代執行を決めた理由を問う質問が相次いだ。

山本知事は、「最高裁で判決が出た」ことを繰り返し強調し、「法治国家として粛々と行う」と述べた。
日下部 正樹キャスター
「一方で碑を巡っては、『あの追悼碑は反日的である』『書いてある内容もでたらめじゃないか』『どこに犠牲者がいるんだ、証拠を出してみろ』みたいなグループもいますね。この意見について知事はどう思いますか?」
群馬県 山本一太 知事
「私はそういう考えを持っていません。あの碑が作られた目的については県としても、否定はしておりません。その目的のもとで、しっかりと運営されていれば問題はなかったかもしれませんが、さっき言ったような理由で、今や公益に反する存在になってしまっている。それについて、裁判という民主的なプロセスでしっかり議論した結果、最高裁で判決が出た」
あくまで撤去の判断は、政治的な集会は行わないという「条件違反があった」から。そして、すでに論争の対象に発展したものを公園に放置することが「著しく公益に反する」からとした。

群馬県 山本一太 知事
「歴史認識の問題ではなくて、そもそも決めたルールが破られたっていうことが理由なので、この碑の撤去と歴史認識をねじ曲げるようなことは私の中では全く繋がっておりません」
しかし、撤去を支持する人たちの反応は…
撤去を求めてきた団体のブログより
「今、日本人が、真の歴史を知る転換点を目撃しているのかもしれない」
杉田水脈衆院議員のSNSより
「日本国内にある慰安婦や朝鮮半島出身労働者に関する碑や像もこれに続いてほしいです。嘘のモニュメントは日本に必要ありません」