イスラエル首相府は12日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスに拘束されている人質に対し、数日以内に必要な医薬品を搬送する合意が結ばれたと発表しました。

イスラエル首相府によりますと、仲介するカタールの働きかけにより、ハマスがガザで拘束する人質に対して医薬品の搬送を許可する合意が結ばれました。搬送は「数日以内」に行われる見通しだということですが、具体的な方法などについては明らかになっていません。

また、地元メディアはガザにいるパレスチナ人に向けた医薬品の支援拡大でも合意したと報じていて、深刻な人道状況が改善することが期待されます。

一方、中東アルジャジーラによりますと、ガザ中部の病院で12日、燃料不足による停電が発生。病院付近では、イスラエル軍による攻撃が多く起きていて、病院内には重傷患者や生後間もない乳児が多数いるとしています。